10万円の使いみち
新型コロナウイルス対策の一つとして支給が決まっている「一律10万円」。
貰ったらどうしよう~。何に使おう~。
と、考えられる幸せな方は、
その10万円を<寄付>するという使い方はどうでしょうか。
この度の「10万円」は「自粛をしていることのご褒美」として貰えるものではなく、<生活補償>として支給されるものであることを考えれば、
その10万円は本来、<コロナ自粛で減少した収入に充当されるのが当然>であるところ、
「そんなの必要ない」
という幸運な状況にあるのであれば、
<10万円では足りないところで利用してもらう>
というのは悪くない考え方なのではないかと思います。
例えば4人家族で経営している月商100万円の飲食店が営業自粛すると、
1人10万円の支給を受けても単純計算で60万円足りないわけですが、
その足りない分を<寄付>で埋める。
月商300万円のデイサービスが営業自粛して収入が8割減になったとすると、
単純計算で240万円の損失になるわけですが、
その足りない分を<寄付>で埋める。
本来そういった補償は政府がすべきですが、
政府がやらないなら、それこそ国民同士で助け合うことも
手段としてないわけではないと思います。
寄付文化が根付いていない我がニッポン国では、
そんなの恥ずかしい、とか、自己責任とか、
様々な言いようがあろうかとは思いますが、
<やらない善より、やる偽善>という言葉がありますように、
偽善で大いに結構。見栄っ張りでも、格好つけでも良いではありませんか。
営業自粛をしている飲食店やライブハウス。
活動を休止しているスポーツクラブや交響楽団。
寄付する先が分からないならクラウドファンディングを検索してみても良いし、
一人くらい<自分が勤務しているデイサービスに寄付する人>がいても良い。
と、言いつつも、
自分は今恵まれているけれども、いつ自分の番になるか分からない。
だから取っておく(貯金しておく)
という考え方も、もちろんあると思います。
ただ、「今は必要ない。だから貰わない」というのだけはやめてほしいな、と思います。
貰わない=国庫に戻るだけなので、その戻った10万円が有意義に使われるかどうかは分からない。
変なマスクに使われるくらいだったら、自分で使い道を決めたほうが有意義なのではないか。
そんな風にも思ったりします。
ちなみにワタクシは、今のところ当事業所は影響を受けていないので、
定期演奏会に通っている交響楽団に寄付をするか、
友人が経営している飲食店に寄付をするか考えておりますが、
半分は取っておこうかな、とも思ったりしております。
次は我が身ですからね~。トホホ。
なお、セコい話ですが、財団法人等に寄付をすると、確定申告の際に「寄付金控除」を利用できる場合があります。
ワタクシ、ユ○セフに定額寄付をしておりますが、3割くらい戻ってきますよ。
ご参考までに。
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