ケアマネなんて儲からん

「現役並み」という言葉を聞くたびにブルーになる低所得のケアマネジャーが日々の苦悩?をつづるブログです

オンラインでサービス担当者会議

ケアマネジメント業務の一つに「サービス担当者会議の開催」がございます。


ケアプランの作成時、変更時に開催が義務付けられており、
基本的には利用者宅で行うことが求められているものですが、


昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、
なかなか「みんなで利用者宅に集まって会議」というわけにもいかない状況です。


そこで、通達などで、「自宅以外でもオッケー」とか、
「電話やメールで意見を聴く形でもオッケー」とか、
「軽微な変更の場合は開催しなくてオッケー」なんて扱いが許容されますと、


担当者会議激減。


まあ、それで足りるんなら別に良いのですが、
それなら今までは何だったのか、と思わなくもなくもなく、


こりゃ楽でいいぞ、とも思うわけですが、


新規のサービス利用の場合はそういうわけにも参りません。
やはり「顔の見える関係」というのは重要で、
顔を知っている相手だからこそ「チームケア」がより機能する
というのは確かなのではないかと思うワタクシとしましては、
  
・新規の利用
・サービス事業所の追加(変更)


の場合には、サービス担当者会議を開催したい!


が、しかし。蜜は避けたい…。


となればオンライン開催!


なのですが、IT化が致命的に遅れている介護業界
なかなかうまくいきません。
 

・セキュリティの問題で外部と接続できません
・事業所ではzo○mもL○NEもパソコンで使うことはできません
・出先でスマホからだとパケット代が…回線の安定性が…
・そもそもFAXじゃダメですか?
・時間が…
・設定の方法が…
 
と、まあ、できない理由は盛沢山。
こういうときこそ「やろう」という意欲が大切だと思うのですが、
そんな偉そうなことは横に置いておきまして、
 
単に自分がやってみたいから!
 
という興味本位から実現の機会を虎視眈々と狙っておりましたところ、
某利用者様のご家族様から「オンラインでできないの?」という素敵な一声が!
 
わたくし、それに飛びつきまして、機を待つこと1か月。
 
ついにようやく、オンライン・サービス担当者会議の実現にこぎつけました。
 
結論としましては、
 
・ケアマネジャーは利用者宅にタブレット持ち込み
・オンライン参加可能な事業所はそのまま各事業所で
・オンライン参加不可能な事業所は無線LANの使える事業所に分散して集合
 
これが良かったかな、と。
 
利用者さんも戸惑ったのは最初だけで、
音の聞き取りにくさなどは
司会(通訳)をうまくやれば問題なく、
途中からは画面を気にせず楽しそうに喋ってました。
 
参加してくれた事業所の方からは、
 
いつもこれでいいよね
 
というありがたい感想をいただきましたので、
これからも利用していきたいと思います。
 
ケアマネの更新研修もオンラインでいいよね~(本音)